みなさん、「子ども・子育て支援新制度」ってご存知ですか?消費税増税分の予算で、子育てをし易くする為の大改革のはずなんですが。
浜松市は政令指定都市の中でも待機児童の多いまちです。私の周りでも保育園に入れなかったとか悲鳴に近い声がよく聞こえます。
そこで、国は保育園と幼稚園を一緒にして、どの子もみんな預かれる制度を作ろうと予算をとった訳なのですが、それは平成27年4月にスタートしており5カ年で完了するという計画で、現在私立幼稚園の多い浜松市では大々的には変化していません。
これは市町村が中心となって実施される予定で、国としては基本的な指針の他は市に委ねています。昨年一年間浜松市の市民団体がココ研(子ども・子育て新制度研究会)の研修がありまして、その最後の会が2月末にありました。これまで全てではありませんが、参加してみた印象は、「浜松市しっかりしてくれ〜。」ということ。まぁ急に投げられて戸惑いはあるとは思うのですが、この勉強会にしたって民間頼み。行政としての便りなさを感じ、「おいおい大丈夫かい??」という参加する毎に大きくなる不安といったところでした。
全ての会を終えて、まだまだ不透明だし私は専門家でもないので、それも重なりよくわからないのですが、ひとつ分かった事は、行政に任せていたらあまりよくはならない、ということ。
もしも施設数だけが増やされ、経験が不十分な職員があてがわれ、現場が疲弊したら、一番被害を受けるのは社会の宝である子どもです。そこで声を上げていかなければならないのは、現場であり、当事者であるお母さん方です。
研修会の最後には、子育て支援において国内でモデルケースとなっている横浜市で地域子育て支援拠点を開設した奥山千鶴子さんがお見えになりお話を伺いました。47NEWSに彼女の記事が出ていましたのでリンクします。奥山さんは地域だから出来る子育て支援について話してくださいました。日本の少子化は末期的です。正直私、我が子らが将来日本で子育てを楽しんでいることを今全く想像出来ません。でもそうなるためには今社会を変えていく必要があります。
さてさて、ではでは私たちに何が出来るのか?というと、
①声をあげる(文句ではなく、こちらの意見を発するということ)
②出来ることをやってみる(小さなことでも)
なにも保育所や学童だけが子どもの居場所ではありません。私が昨年度からやっているこどものせかい創造工房は子どもの居場所も兼ねています。そしてスタジオは開設以来ここで人々が交流できるように玩具を置いたりして解放しています。関係者でなくてもお越しいただいて構わないし、もし話し相手が欲しければ外出していなければ私が伺う事も出来ます。
先のブログで申し上げました通り浜松は市民が創造性を持って問題解決に取り組んでいけるまちづくりを目指しています。
「子ども・子育て支援新制度」と浜松の「創造都市づくり」は、子育て世代にとってチャンスでもあると思うのですよ。放っておけば悪化の可能性もありますが、みんなでワイワイやりながら、理想的な子育てに優しい都市づくりしようじゃありませんか!なんていうのは荒唐無稽でしょうか?いえいえ、十分実現可能ですよ。
と、いうことで私たちが学習し、成長するための時間を作りたいと思っています。ゆるい感じで。
No comments:
Post a Comment