Monday, September 2, 2013

パトリシア・クール 「赤ちゃんは語学の天才」2011

こんにちは!今日で次女も幼稚園始業、のんびり向き合いたかったのですが暑さのため水遊び三昧の夏休みでした。

さて、今月からべびえいごを始めるIくんのお母様に面白いことを教えて頂きました。Iくんが6ヶ月になるから、今がチャンスというお話、外国語習得の臨界期についてのお話を伺いました。同時期に別の方からこのパトリシア・クール教授の「赤ちゃんは語学の天才」というタイトルのプレゼンテーションについて教えて頂きました。

この興味深いプレゼンテーションでは赤ちゃんの驚くべき語学能力とその臨界期について話しています。そこで気になるのが、

◉語学に臨界期はあるのか?

確かにべびえいごの子達の吸収力・コミュニケーション能力は高く、極めてナチュラルに身につけていきます。英語って難しいなんていう子はいません。考えていないからですよね。吸収力をとったらこの時期に勝る時期はないと思います。ただ触れないとどんどん忘れていきます(ー_ー)。まだ処理能力がきっとおいつかないのでしょう。

年齢を重ねれば重ねるだけ理解しようとするのでダイレクトに吸収するのではなく考えながら覚えて行くような感じがします。今までの経験や知識を辿り、頭の中で処理しながら獲得していくのだと思います。体得してしまえばなかなか忘れなくなって行きますが、あまり触れないと苦手意識すら持ってしまう人もいるようです。

個人的には外国語の習得に臨界期はないと思います。15歳くらいまでならネイティブ級に外国語を習得出来る可能性は大いにあると思いたい。そこには努力も膨大な経験やセンスも必要だと思いますがね。こちらでは12歳くらいと言っています。

やっぱり感覚で(なにも考えなくても自然に入るように)獲得するのは臨界期があるのでしょうね。月齢が小さい程、脳の機能として開拓されていくというのは実感を持っています。もしかしたら前述のセンスにあたるのが乳幼児期の他言語の経験にあたるのかもしれません。これは私の勝手な想像ですが、例えば乳幼児期に外国で生活して帰国した。当然その後該当外国語に触れなければ能力は喪失します。ただ再度習得しようとした場合、感覚が働きあまり努力せずとも身に付くとか?

臨界期を越えてからは知覚を使い、考えて理解しながら習得して行くのですね。つまり努力が必要になっていくということです。そして、これは年齢に反比例して獲得はやはり容易ではなくなっていくのではないかと思います。

以前受けた感性教育の講義の内容を思い出しました。(過去に書いた記事をよろしければ参考に「感性をはぐくむ」)
この時お話にあった臨界期もだいたい同じ位なのではと思います。絶対音感もよく0〜6歳くらいだとかそうでないとか。。

これを踏まえてやっぱり英語も体得において年齢や経験年数に応じてアプローチも変えていかなくてはいけませんね。従来の英語教育は知覚に働きかける教育。私たちが試みている感覚に働きかける教育。今まで漠然としていた事にとっても納得がいきました。


でもね、私今勉強が大好きです。仕事の事、子育ての事、社会の事、世界の事、いろいろな知識を得たいし、いろいろな人のいろいろな意見を聞きたい。もう感覚を育てる臨界期はうん十年前に通り過ぎたし、おばけや座敷童も見えませんし、無意味に早起きしてみたりしますが、もう勉強しても無駄なんて言われたら悲しい。この歳でフランス語を習いたいと真剣に考えています。感覚はもう育たないかもしれませんが、知覚ではまだまだ赤ん坊には負けません。死ぬまでなにかを知ったり忘れたりしながら死んでいきますYO!(あ、なんか自然に逆らっているかも。。)

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