Wednesday, May 21, 2014

Creativity



しばらく出しっ放しにしていたお裁縫道具を一度仕舞いました。他の業務がたくさんになってしまったので、お楽しみはしばらくお預けです。

無心にミシンを動かすおばはんを見て、触発された人もチラホラ。ものを作るというのは手間ではありますが、やりだすと実に楽しいものです。

右の写真は小学校6年生のKちゃんの教材のケース。お母さんにみてもらいながら初めて自分で作ったそうです。レースの装飾までついていてビギナーとは思えないですね。23時までかかって作り上げたそうです。達成した後に次の日に全国学力調査テストであった事を思い出したとか。テスト中に寝てしまわなかった事を祈ります。

子どもたちにはものづくりを是非たくさん体験して欲しいと思っています。Do it yourself 精神。一から作る楽しさと、自分でも出来るという達成感。これって後の人生においてもとても役に立つのではないかなって思うのです。

ところで私め今はお裁縫が好きですが、学生時代は大嫌いでした。どうしてかな?と考えたのですが、小学校高学年時に作ったエプロンやらナップサックやらが指定のキットで、自分の好きな布ではなく気に入らなかったのを覚えています。ものづくりの醍醐味の一つに自分のオリジナルが作れるっていうことがあると思うんですが、それが見事に欠落していました。やる気も出ません。そこは自由にさせて欲しいなぁ。今はどうなっているのかしら?自由研究や自由工作ですらキットがあるのだから、想像はつきますが。

これからは量産型物流から少しずつ方向転換していくと思うのです。環境面など考えると丁寧な暮らしをしていかなければならないですよね。ある程度の技術はみんな持っている今の時代、品質が変わらない物をみんな作れるとしたらそれをどう差別化するかというアイデアを生み出していかなければならない。創造力っていうのはより大事になっていくような気がしますよ。

ちょっとだけ子どもと手間ひまかけるのは意外と大事な時間なのではないでしょうか。

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